サポート - 抑制と削除の違い

ソリッドボディ(コンポーネント)やプロシージャ(フィーチャー)を削除しようとした場合、下記のメッセージが表示される場合があります。

要素削除ダイアログ 削除/抑制ダイアログ

  

これは、現在削除しようとしている要素が、他の要素と関連しているため、削除することによって他の要素に影響が生じる恐れがあることを示しています。

これらのメッセージは、ソリッドモデルの構築において矛盾が存在しないようにして、正しいモデル設計を補助する意味で重要です。

 

要素削除ダイアログ

このダイアログが表示された場合、削除するために選んだフィーチャー以外にも、関連する要素が削除されることを示しています。

例として、下記の図をご覧ください。下記の例では、ある立方体の上に、ポケットがあり、そのポケットの底面を基準に穴があります。
このような場合、ポケットのフィーチャー(ボス/カット 押し出し-1)を削除しようとすると、ポケットの底面が存在しなくなるため、矛盾が生じます。

このため、削除しようとすると、関連するフィーチャー(この場合はドリル穴)も削除されることを確認するために、要素削除ダイアログが表示されます。

 

削除/抑制ダイアログ

上記と似た状況で、「削除/抑制」ダイアログが表示される場合があります。これは、 削除するために選んだソリッドボディ(コンポーネント)を削除する場合、他の要素に影響を及ぼす場合に表示されます。

例として、下記の図をご覧ください。下記の例では、円筒形のソリッドの周りに、いくつかのソリッドボディがありますが、これは最初に「コンポーネント-2」を作成して、これを参照する形で「コンポーネント-3」から「コンポーネント-9」までが45度回転しながら7つ複写されており、すべてが関連しています。

このうちひとつを削除しようとすると、この参照関係が崩れることになります。そのため、「削除/抑制」ダイアログが表示されて、他に影響が出ることを示します。
ここで削除を選択すると、コンポーネントは削除されますが、その結果については、モデルの作成履歴の関係から問題が発生する場合があります。
その代わりに抑制を選択することにより、削除するのではなく、このコンポーネントを隠しておくことができますので、他に対する影響を抑えることができます。

別の例をご紹介します。下記の例では、ひとつの直方体が、赤色のサーフェスを使用してブーリアンで分断され、青色のソリッドボディと緑色のソリッドボディに分かれています。これらのうち、ひとつでも削除しようとすると、それぞれのソリッドはすべてが関連して現在の状態を形成していますので、「削除/抑制」ダイアログが表示されて、他に影響が出ることを示します。

 

このように、他の図形と関連性を確認することによって、矛盾のないモデリングを行なうことができるのが、ソリッドによるモデリングの大きな特長です。

 

関連項目

作成した図形を削除する

 

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